一生涯、自分の全知全能を賭けて取り組むことの出来る分野は何か。

孫さんが20代で自分の進むべき「道」を見つける際に自身に問いかけた言葉である。事業を始める際、最も重要であり基本的なこととして、自分が進む「道」があって、その道に沿った事業であるかを脳みそがちぎれるくらいに徹底的に考え判断するという。

進む「道」があり、天の時、地の利を得たときに、優れたリーダーがビジネスモデルを作り上げ、ビジネスをリードしていくのが彼のやり方。まさに、王道と思えるビジネスの進め方だと思う。

世の中に新しい価値を提供し続けたいと考え起業し、自分の思いに従い事業展開してはや5年、自分の道は「創造と変革」と定義し日々実践しているが、スピード感という意味では全く満足できていない。

スピード感を左右するものとして経営リソースがあると思うが、特に資金と人材の調達については全く満足できるレベルではなく、グローバルな視野で何か新しいスキームが必要と感じている。

一度、ゼロベースで考える時期なのかもしれないな。